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180 The Rabinal Achi and Baile de la Canastas

グアテマラ中央高原に位置するラビナル村で行われる、音楽と舞踏を伴うマヤ時代伝来の神秘の仮面舞踏劇『Rabinal Achi』を収録している78年の現地録音盤。録音は、メキシコやグアテマラといった古代文明所縁の地の伝統音楽の保存に尽力した、民族音楽学者Henrietta Yurchenco。トゥンと呼ばれるスリットドラムから繰り出される不規則なリズムと、年季の入ったラッパの潰れ果てた咆哮。四次元との対話とも云うべき第六感的コールアンドレスポンスの輪舞。併せて、マヤ系民族イシル族によって行われる舞踏劇『Baile de la Canastas(かご踊り)』の音楽も収録。謎サイキックの極致!人類音楽遺産!

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Apparitions Concertées

街角の広告やポスターを用いたデコラージュで知られる、ヌーヴォーレアリスム運動を導いたフランスの芸術家Jacques Villeglé。99年に行われた大規模な展覧会『Le Grand Mix』の為に制作された、掲載作品約115点138ページに上るヴィジュアルブックと、その世界に着想を得て編集された、Pierre Henryによる70分超えのノンストップミュージックコンクレート巨編から成る限定CDブック。制作は、仏西部ポワティアのオルタナティヴスペース兼出版組織Le Confort Moderne。ヴィジュアルとサウンドがめくるめく交錯する知覚の迷宮。未開封品ですが本に経年の保管ヨレ有。大推薦盤!

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180
180 Café Olé

Brian EnoのObscureシリーズに遡る70年代の活動を経て、ミニマリズムやガムラン音楽を取り入れながら、古典〜現代の文脈から逸れた余白の音楽の作曲に取り組んでいる、英国人作曲家Janet Sherbourne。自主レーベルPractical Musicから発表した90年作。試聴は、本作にも参加しているMark Lockettとの手製ガムラングワークスを想わせる一曲から。柔らかな陰影の質感と肌理細かな響きの感触が醸し出す甘美な味わいにしっぽり。その他、アンニュイなタッチで綴られるサロンミュージックや、ライブラリー風の軽音楽に仕立てた軽妙洒脱なシンセポップなど全11曲。大推薦盤!

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Digswell Duets

ポストフリーの最前線と街角を結ぶお馴染みの吟遊サックス吹きLol Coxhill。この翌年に発表するMorgan Fisherとの名作『Slow Music』へと繋がる、電子音楽家Simon Emmersonとの共演を収録している79年作。即興演奏と磁気テープ回路の双方向性ライヴエレクトロニクスシステムを用いたパフォーマンスの模様。試聴は、回路内を彷徨うサックスの響きが、まるで唄うような余韻の帯となってたなびく夢見心地の一幕から。録音地は、当時芸術家のためのスタジオ兼宿泊施設として利用されていた、摂政時代の邸宅Digswell House。BサイドのVeryan Westonとの問わず語りな雰囲気の即興空間もいい感じ。大推薦盤!

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180 VIDE

非公認の地下シーンで公然とフリージャズをぶちかまし、70年代〜80年代旧ソ連における空前のジャズ大進化期をぶっちぎりで先導した、リトアニア発の異能三人衆。81年にモスクワで行ったパフォーマンスの模様が収録されている83年作。試聴は、傑作揃いのソロワークスシリーズ『Atto』でも、四次元との対話とも云うべき謎めいたパフォーマンスを繰り広げている、特殊打楽器奏者Vladimir Tarasovが音頭をとる一幕から。なんだか狐に抓まれてる気分の虚脱トリップ空間。そこから、ジャズも古典も民謡もみんなまとめて狂騒のカーニバルへと噴火気味にもつれ込んでいく必殺の展開も圧巻。大推薦盤!

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分類不可能な変異種が潜む80年代オスロの地下シーンを象徴する重要人物、ListerことAndré Lister(ex Det Elektriske Kjøkken)。ポストパンクからの逸脱とエレクトロニクスを用いた宅録実験を経て発表した87年作。ミニマリズムとメランコリーがぼんや〜り入り混じる放心気味の耽溺ロックに、持ち前の宛先不明の編曲センスがエキセントリックな味わいえを添えている全22曲。創作の断片をモザイク状に敷き詰めた取り留めのない分裂した構成や、この人の作品に一貫している何処までも逸れていく奇妙な浮遊感も相まって、なんだか夢の風景を彷徨うような甘美な感覚。大推薦盤!

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180 Karya (New Music Indonesia Vol. 3)

バリ伝統音楽のマスターとして教鞭を執りながら、言語、宗教、文化を超えて多民族間を結ぶ革新的な現代ガムラン音楽の創造に取り組んでいる、デンパサール出身の異能作曲家Wayan Sadra。それとはパラレルに、海の向こうで独自進化を遂げていた北米における現代ガムランの研究者であるJody Diamondと、実験音楽家Larry Polanskyによって、この異才の仕事が世界に紹介された90年の希少カセットテープの93年のLyrichord版。バリ、ジャワ、スンダ、スマトラ先住民族の各様式が迷宮状に交錯する極めて濃密な音楽の坩堝。ダートマス大で行われた、シンクラヴィアとの異次元の共演も。土下座もんの内容。

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EP-4の佐藤薫が主宰した伝説のカセットテープレーベルSkating Pearsに、同氏と結成した即興演奏デュオDried Cellの作品を残している、ベース奏者野沢誠を中心とするグループ"=(イコール?)"。唯一の作品と目される81年の七吋盤。Heat Heart Recordsなるレーベル名の他は、曲名も含めて全く表記は無く、厚紙製のスリーヴにグループ名を表す『=』の記号が型抜きされているのみという、とことん手仕事&ミニマルな造り。33回転仕様のミニLPに、謎めいた味わいの全8曲を収録。なかでも、狂気の煌めきを放つBサイドの第六感的ミニマル工作の数々が強力。大推薦盤!

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180 Prospectus

セクステットでの実験を経て、より大きな編成に向けた作曲に取り組み始めたポストフリー模索期に、パリのIRCAMにおいて録音された83年作。Jean-Jacques Avenel、Bobby Few、Steve Pottsを含む鉄壁のメンバーによる演奏は、アンサンブルの交感度、直観の冴え、即興のしなやかさ、どれをとっても絶頂期にあることを示す驚異的な充実ぶり。フランスの詩人Blaise Cendrarsの詩に基づいて作曲され、以降ライヴナンバーとして定着する名曲『Prospectus』他、全8曲を二枚に収録。試聴は、仮想異郷を巡る大曲『Cliches』から。敬愛するBrion Gysinのカットアップメソッドに着想された装画も◎。大推薦盤!

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Positions 3 6 9

古今東西の打楽器、フルート、チリミア、音声、シンセ等を単独で複層的に操る『多次元ドラミング』と称する即興実験に取り組んだ、異能打楽器奏者Jerome Cooper。KalaparushaとFrank Loweを迎え、サックス二管、ドラムス、打楽器、鐘、フルートというマルチ編成で発表した78年の二枚組。The Revolutionary Ensemble以来燻り続けるロフトジャズムーヴメントの余熱と、ミニマリズムに接近していくその後のストイックなスタイルとが激しくせめぎ合い、轟音と静寂の蠢きに厚く覆われたアブストラクトな音像を結んでいる圧巻の内容。Norman G. Goben, Jr.なる人物によるアートワークも秀逸。大推薦盤!

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180 Paysages Metaphysiques / Dix Minutes 30

西洋音楽の作曲家としてのキャリアを捨て、神秘思想家G.I. Gurdjieffの音楽作品の解釈者として活動し、東洋と西洋、古代と現代を超えた精神音楽の探求に取り組んだ、鬼才Alain Kremski。現代フランス音楽の至宝であり、映像的イメージと結びつけられた極めて創造的な作品の数々が残された、フランス放送用音楽の最重要コレクション"Musique Pour L'Image"の一枚として発表した73年作。不規則な脈動からアブストラクトなゆらぎが立ち上がってくる逸脱室内楽『Pulsations』など、録音作品としては最初期作となるこの時点で既に脳内辺境奥地へと踏み込んでいることが伺える内容。大推薦盤!

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Voices Notes & Noise

分類不可能な周縁の音楽に光を当てた英国発の地下レーベルRecommended Recordsのドイツ出張機関(後にReview Recordsに独立改名)によって制作された、84年の特殊コンピ。各国最前衛の潜伏音楽家たちから寄せられた音源全24曲と、スライドシートにプリントされた、ヴィジュアルアーティスト、画家、写真家、その他有象無象から寄せられた72種のひとコマアートで構成された、やたらと手の込んだ複合アート物件。試聴は、空想上のアフリカの国を舞台にした一連のイマジナリーエスノワークスに連なる、Hector Zazouとコンゴの歌手Kanda Bongo Manとの異次元コラボから。大推薦盤!

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180
180 Ethiopian Urban And Tribal Music - Gold From Wax - Volume 2

エチオピア帝国末期の71年に録音され、全2巻にまとめてそれぞれ72年にリリースされたシリーズの第二巻。異文化の坩堝のなかで適応した多民族的な都市音楽と、ローカル色の濃い部族の音楽を一同に紹介した構成。まずは、独自尽くしのエチオピア音楽のなかでもとびきりユニークな『ダビデの竪琴』ことベゲナの響きから。続いて、都市部における多国籍カルチャーの集積地となっている"Tej bet"と呼ばれる大衆酒場で録音された宴会セッションの一幕。その他、ケニア国境近くで録音されたサイキックなフルートの無間輪舞など全15曲。未知音楽探求の道標Lyrichordレーベルより。大推薦盤!

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Was Macht Ihr Denn ?

ドイツ即興実験の最重要拠点になっているベルリン芸術アカデミーの基幹プログラムであり、Peter BrötzmannほかFMP筋の動きと連動した数多くの歴史的パフォーマンスの現場となってきた、虎の穴的ワークショップ"Workshop Freie Musik" 。Fred Van Hove、 Günter Sommer、 Marc Charig、 Philipp Wachsmannの4名が、ML DD 4なるグループ名義で82年に行った同ワークショップの際の演奏を収録している一枚。試聴は、電気増幅されたドラムスのドープな響きにもっていかれるライヴエレクトロニクス風の一幕から。FMPの共同設立者で音響エンジニアのJost Gebersによる録音。大推薦盤!

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180





Wayne Horvitz


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