WordやExcelドキュメントやPageドキュメントに貼り込まれた画像を、出来れば貼り込んだ時の手付かずの状態の画像ファイルを抜き出したいと願うのですが、ドキュメントファイルを開いた状態で、貼り込まれた画像を選択して個別に名前をつけて保存したり、ドラッグ&ドロップで書き出したりという手順で保存した場合は、ドキュメント内で拡大縮小などの加工が反映したものが書き出されてしまうため、再利用するには不適当なケースが多々あります。
元の画像をそのまま抜き出したいというキーワードで検索すると結構な件数のトピックがヒットします。どうやら、拡張子を「.zip」に書き換えてそれを処理するということのようです。割と周知された方法のようです。
結果を纏めてみると、
・OfficeドキュメントやiWorkドキュメントはパッケージファイル形式なので、拡張子を「.zip」に書き換える
・その「xxxxxx.zip」ファイルを解凍アプリで解凍する
・解凍された「xxxxxx」フォルダを開いて、中のフォルダから画像ファイルを見つける
という手順で求める画像ファイルを得る、ということのようです。
ここで、パッケージファイル形式について調べてみました。要するに、ディレクトリ構造に関連ファイルを纏めて、見た目は一つのファイルに見えるようにした形式と解釈していいようです。確かに、Finder上では、右クリックをしても「パッケージの内容を表示」というコマンドは出てこないで、ディレクトリへのアクセスはできないです。OfficeドキュメントやiWorkドキュメントは、そのままではパッケージファイルとして扱うことはできないということなのでしょう。そこで、拡張子を「.zip」に書き換えて、「解凍」処理をすることでディレクトリとして扱うことができるということのようです。
この作業を、最初はAppleScriptでやろうかと思ったのですが、Automaterを使った方が簡単そうな気がしたのでやってみました。
図がその結果です。1行も書かなくていいというのがなんとも…。
あっ、今気がつきました。AppleScriptでも”name extension”を差し替えて解凍アプリに処理を渡せばいいだけなので、10行も書かないで済みますねえ。
なんだぁ。
専用アプリに頼る別な方法
AppleScriptでも書いてみようとしていたところ、知り合いからもっと優れたアプリケーションを教えられました。
PiksExtractor.app<https://corecara.biz/>
というアプリケーションです。
ファイルの抜き出しまでドラッグ&ドロップでできてしまう優れものです。